ストックフォトの報酬は、売上が発生してから銀行口座に入るまで、いくつもの段階を通ります。ストックサイトの残高に反映され、支払いを申請し、決済サービスを経由し、手数料や為替の換算を経て、ようやく銀行に入金されます。

01

売上と入出金を分けて記録する

売上の記録には、どの素材がいつ利用されたか、ボーナスや調整額がいつ加わったかを残します。入出金の記録には、残高、支払申請、決済サービスでの受け取り、手数料、銀行への入金を残します。

二つの記録は、最終的に金額が合う必要があります。ただし、一つにまとめてはいけません。売上の記録は、どの撮影テーマやストックサイトが成果を出したかを調べるために使います。入出金の記録は、実際に使えるお金がいくら増えたかを確認するために使います。

02

一つの報酬に、複数の日付がある

一つの報酬について、売上発生日、残高への反映日、支払いが可能になった日、支払申請日、決済サービスの受取日、銀行への入金日が分かる場合があります。確認できない日付は、近くの日付で埋めずに「不明」と記録します。

月や年をまたいで入金されるときは、特に注意が必要です。1月の入金に、12月の売上、以前のボーナス、金額の訂正が含まれていることがあります。生活費の管理では1月の入金として扱えても、1月の販売実績とは言えません。

お金が入った日と、売上が生まれた日は、どちらも必要な記録です。
03

確認できない金額は、未確認のまま残す

ストックサイトの支払額と、決済サービスの受取額をまだ照合できない場合は、「未確認」として残します。どのアカウントの報酬か、どの種類の報酬か分からない場合も、無理に分類しません。

未確認額を翌月へ引き継げば、調査を続けながら同じお金を二重に数えることを防げます。あとから資料が見つかり、金額の流れを説明できた時点で未確認から外します。

空欄は「まだ記録していない」という意味です。「不明」は、確認したものの、残っている資料だけでは判断できなかったという意味です。
04

外貨は、まず元の通貨で照合する

できる限り、ストックサイトに表示された金額と決済サービスの記録を、ドルやユーロなど元の通貨のまま照合します。手数料と日本円への換算は、別項目として記録します。複数のストックサイトから同じ決済サービスへ入金される場合も、どこから来たお金かを残します。

過去の売上を現在の為替レートで日本円に直せば、おおまかな比較には使えます。ただし、それは推定額です。実際の入金時に使われた為替レートや手数料の代わりにはなりません。

05

目的に合わせて、見る日付を選ぶ

写真の販売実績を調べるなら、売上が記録された月を見ます。手元のお金を管理するなら、実際に入金・出金された日を見ます。収益を詳しく確認するなら、両方を並べて、金額がどのように移動したかを確かめます。

税金や決算で売上をいつ計上するかは、国や事業形態によって異なります。日々の収益管理と税務上の処理を混同せず、申告に使う数字は税理士などの専門家に確認してください。

毎月確認する5項目

  1. 前月から残っている未確認額
  2. 種類・日付・元の通貨ごとの売上
  3. 支払申請とストックサイトの残高
  4. 決済サービスの受取額、手数料、為替換算
  5. 銀行への入金額と、翌月へ残す未確認額