短時間で大量に撮影できても、選別、編集、権利確認、情報入力、投稿に時間がかかれば、制作全体が速いとはいえません。時間を測る目的は急ぐことではなく、どの工程を改善すれば完成素材が増えるかを知ることです。
撮影の前後も、制作時間に含める
企画、調査、連絡、移動、準備、撮影、片付け、選別、編集、権利確認、検索用情報、投稿、修正、バックアップを記録します。請求書が発生しない自分の時間も含めます。
最初から細かく測りすぎると続きません。まずは企画、撮影、仕上げ、投稿・管理の四つに分けても十分です。
共通作業と、素材ごとの作業を分ける
移動や撮影場所の準備は、同じ撮影で作った素材に共通する時間です。細かな修正や使用許諾書の対応は、特定の素材だけにかかる場合があります。
共通時間は、その撮影で完成した素材数に応じて割り振ります。撮影枚数で割ると、完成しなかった大量のカットによって一素材あたりの時間が不自然に短く見えます。
完成素材の基準を固定する
編集済みでも情報入力前なら、まだ完成とは数えません。権利確認、必要な情報、提出用ファイル、バックアップまでそろった状態など、自分の基準を決めます。
提出済み、採用済み、利用実績ありは別の状態です。調べたい目的に合わせて分母を変え、数字の名前も変えます。
時間が集中する工程を見つける
撮影は速くても、似た写真の選別に時間を使っているかもしれません。使用許諾書の対応、検索用情報、重い動画の書き出し、複数サイトへの修正が止まりやすい場合もあります。
最も長い工程を一つ選び、次回は撮影枚数を減らす、定型文を整える、事前説明をそろえるなど、変更を一つ試します。
速さだけで制作方針を決めない
時間がかかっても、高い需要、希少な場所、長く使える内容、複数用途の素材を作れる撮影には価値があります。短時間でも、似た写真ばかりで完成素材が少なければ効率的ではありません。
制作時間、現金の支出、完成素材数、その後の採用や利用実績を並べて判断します。時間だけを減らして品質や権利確認を削らないようにします。
最初に測る5項目
- 企画・連絡・移動・準備の時間
- 撮影と片付けの時間
- 選別・編集・権利確認の時間
- 情報入力・投稿・修正・保存の時間
- 基準を満たした完成素材数
