使いやすいシリーズ写真には、並べても違和感のない統一感と、複数枚を選ぶ理由になる違いがあります。すべてを同じにすると似たカットばかりになり、すべてを変えると別々の撮影に見えます。
変えない条件を、撮影前に決める
光の向きと硬さ、背景の種類、カメラの高さ、被写体の大きさ、色の範囲、仕上げの明るさなどから、シリーズの基準を決めます。すべてを厳密に固定する必要はありません。
撮影中に迷ったとき戻れる基準が重要です。簡単な基準写真と、使った機材・設定・背景を残します。
一枚ごとに用途を変える
場所全体が分かる写真、動作が分かる写真、手元の接写、左右に文字を置ける写真、縦位置など、購入者が選べる用途に違いを持たせます。被写体だけを少し動かした写真を増やしても、シリーズの価値は増えません。
同じ場面を説明するために、何枚必要かを考えます。一枚で伝わる内容を、角度だけ変えて何枚にも分けないようにします。
途中で変わった条件を記録する
窓からの光、天候、背景のしわ、小道具の位置、カメラの高さは、撮影中に少しずつ変わります。基準写真と見比べ、必要なら区切りを作って別シリーズとして扱います。
前半と後半で条件が変わったのに、一つのシリーズとして無理に仕上げると、色や明るさの調整が不自然になります。
一覧で並べて、統一と重複を確認する
完成候補を同じ大きさで並べ、色、明るさ、背景、被写体の大きさが大きく外れていないか確認します。同時に、同じ役割の写真が多すぎないかも見ます。
シリーズの基準から外れた一枚が優れているなら、捨てる必要はありません。別の素材として扱い、無理に同じ組へ入れない判断もできます。
シリーズ設計の確認
- 統一する光・背景・色を決める
- 基準となる写真を一枚残す
- 各写真の用途を変える
- 途中で変わった条件を記録する
- 一覧で統一感と重複を同時に確認する
