不採用の通知を受けると、機材、被写体、撮影方法のすべてが否定されたように感じることがあります。しかし、分かるのは、そのファイルがその時点の審査を通らなかったということだけです。次の判断には、理由と条件を分けた記録が必要です。

01

通知に書かれた事実と、自分の推測を分ける

提出先が示した理由は、そのまま保存します。自分で考えた原因は別欄に置きます。「画質上の問題」と書かれていても、ピント、ノイズ、圧縮、手ぶれのどれかは、元画像を確認しなければ分かりません。

理由が具体的でない場合は、分からないまま残します。都合のよい説明を作ると、次の撮影で何を変えるべきかも曖昧になります。

02

問題を、次に変えられる条件へ置き換える

服装が複雑なら色数を減らす、背景が散らかっているなら物を整理する、動作が伝わらないなら始まりと終わりを分けて撮る、構図が似すぎているなら縦横や距離の役割を変える、という形にします。

「もっと良く撮る」では結果を比べられません。光の向き、カメラの高さ、背景、動作など、次の撮影で実際に変更できる条件を一つ決めます。

不採用理由を、次回に変更できる撮影条件へ置き換えます。
03

同じファイルを直すか、撮り直すかを決める

検索用情報の不足、軽微なごみ、書き出し設定などは、正しく修正できる場合があります。ピント、強い手ぶれ、失われた明るい部分、説明不足の動作、必要な許可の不足は、編集だけでは解決できないことがあります。

修正前には、提出先の最新条件を確認します。理由を理解しないまま同じファイルを何度も送らず、撮り直したほうが早く確実なら次の制作へ移ります。

04

一件ではなく、まとまりで傾向を見る

一枚の不採用は、偶然や個別の問題かもしれません。同じ理由が複数の写真や撮影で続いたときに、制作方法の問題として扱います。

提出日、素材番号、結果、示された理由、自分の仮説、次に変えた条件、再提出または撮り直しの結果を残します。記録が増えるほど、感覚ではなく自分の制作データで改善できます。

不採用後に残す記録

  1. 提出先が示した理由
  2. 元画像で確認できた問題
  3. まだ分からない点
  4. 次の撮影で一つだけ変える条件
  5. 修正・撮り直し後の結果