撮影に必要なのは、バッグに入っているバッテリーの本数ではありません。撮影中の消費に間に合う充電済みバッテリーと、使用後に迷わず戻せる管理方法です。電源を一つの循環として考えます。
本番の設定で、実際の消費量を測る
写真だけの撮影、長時間の動画、寒い屋外、画面を常時表示する撮影では、消費量が変わります。本番で使う解像度、fps、ピント、手ぶれ補正、接続機器で試します。
カタログ上の撮影可能枚数だけに頼らず、時間あたりの使用量と、交換にかかる時間を記録します。
充電済みと使用済みを、置き方で分ける
同じ袋へ戻すと、残量の少ないバッテリーを再び入れる事故が起きます。別の区画へ移す、向きを変える、色の違うケースを使うなど、暗い場所でも分かる方法にします。
頭の中で覚える方法は、忙しい撮影ほど失敗します。誰が交換しても同じ状態になる置き方を決めます。
熱いまま充電せず、状態を確認する
使用直後に熱を持っている場合は、風通しのよい安全な場所で冷まします。強い熱、変形、膨らみ、液漏れ、異臭、端子の損傷があるものは使用や充電を中止します。
布やバッグの中で充電せず、対応する充電器を使います。安全に関する判断は、機器とバッテリーのメーカーが示す最新の注意事項を優先します。
予備電源は、本数ではなく、使える状態で戻ってくる流れです。
一つの充電方法だけに頼らない
長い撮影では、充電器、電源アダプター、ケーブル、コンセントの位置、充電に必要な時間を確認します。外部電源を使う場合も、カメラがその撮影設定で給電または充電できるか試します。
一つの機器が壊れたときに全体が止まらないよう、重要な撮影では別の充電手段や十分な充電済みバッテリーを用意します。
交換履歴から、弱った個体を見つける
バッテリーに識別番号を付け、使用開始、交換時刻、残量、異常を簡単に記録します。同じ条件で一つだけ早く減る場合は、本番では使わず、状態を詳しく確認します。
撮影後は、メーカーが推奨する状態で保管し、次回の持ち出し前に残量と外観を確認します。長期間の保管方法も、メーカーの案内に従います。
電源を止めない流れ
- 本番設定で消費量を測る
- 充電済みと使用済みの場所を分ける
- 状態と温度を確認する
- 安全に充電し、予備手段も用意する
- 識別番号と交換記録を残す
