01私が中古フルサイズをすすめる理由
できればフルサイズから始める、というのが私の考えです。明るい単焦点と組み合わせ、暗い場面や動く被写体でも、撮り方を選びやすい環境を作りたいからです。ただし、フルサイズという表示だけで、ピント、動画の安定性、操作性まで決まるわけではありません。使いたいレンズと、本番の設定で確認します。
新品の最新機種でなくても、中古で必要な機能を備えたものは候補になります。一番安い出品を探すだけでなく、状態や検品、問い合わせ先まで含めて選びます。少し上の機材を中古で使い、必要になったら売却して買い替える方法もあります。売却価格や買い替え時の損失が小さいことまでは保証できません。
スマートフォンやAPS-Cでは販売できない、という意味ではありません。手元の機材で、使いたい場面を撮り、提出先の画質・ファイル条件を満たせるなら始められます。私の推奨と、各機材で実際にできることは分けて考えます。

02SONYを第一に挙げるが、一社しか使えないわけではない
私が最初に挙げるのはSONYです。ただし、他社の色や操作を好む人に、一社しか使ってはいけないとは考えていません。好きなカメラでも、必要なレンズを使え、撮影と仕上げを続けられるなら候補になります。
ブランドだけで選ばず、ボディとレンズの対応、本番のピント、動画設定、カード、電源、端子を一緒に見ます。同じメーカーでも、世代や機種によって使える機能は違います。機種を決めたら、メーカーの対応表と説明書を確認します。
何度も撮れる身近な被写体を一つ決めると、必要な機材を考えやすくなります。庭や公園、作業の手元など、実際に撮れる場所と許可の範囲で試します。特別な旅行まで出番のない機材より、普段の撮影を増やせる機材を選びたいと思います。
03キットレンズより、明るい単焦点をすすめる理由
私はキットレンズをすすめません。高級なズームを選ぶ場合でも、最初は明るい単焦点を優先します。明るさや解像感に加え、自分で動いて構図を考えること、暗い場所の動体、動画での重さや取り回しを重視しているからです。すべてのキットレンズが低画質、すべてのズームが暗い、という一律の性能判定ではありません。
小さいF値を選べるレンズは、同じ条件なら多くの光を取り込めます。動きを止めるためにシャッター速度を保ちたい場面で、設定の選択肢になります。一方、開放にするとピントの合う範囲は狭くなり、被写体全体を合わせるには絞ることもあります。明るいレンズを買えば、いつでも開放で撮ればよいわけではありません。
レンズの明るさ、ISO、細部の解像力は別の概念です。ISOを上げることはレンズが取り込む光を増やす操作ではなく、ノイズの出方もカメラや露出条件で変わります。解像力はF値だけで決まらないため、使う絞りとピントで実画像を確認します。撮影位置を変えると遠近感も変わり、ズームだけで構図を変えることと同じにはなりません。
04最初の一本と、必要になってからの追加・2台運用
写真と動画を含めた最初の一本なら、35mmを候補にします。これはフルサイズで使うときの私の出発点です。同じ焦点距離でもセンサーサイズが違えば画角が変わるため、別の形式でそのまま同じ構図になるとは考えません。
まずその一本で、近づける距離、撮れる範囲、人物と背景の入り方を試します。室内で後ろへ下がれない、遠くの被写体に近づけない、細部をもっと大きく撮りたい。そうした具体的な不足が出てから、別の焦点距離を追加します。型番や所持構成を、焦点距離だけから推測する必要はありません。
2台運用にも経験上の利点はありますが、初心者の必須条件にはしません。レンズ交換を減らすために使うなら、増える重さ、電池、カード、時刻合わせ、保存時のファイル名の重複も考えます。撮影が増えるかどうかを、管理の負担と一緒に見ます。
05中古の買い替え、返品・保証、届いた直後の確認
購入前に、使いたい機能と試し方を書き出します。返品を受け付ける相手、確認できる日数、初期不良の扱い、送料、返金方法、保証の対象を、その出品の条件で確認します。商品説明、状態、製造番号、領収書を残し、受取確認や期限が来る前に必要な試験を終えます。
私は新品を買うときの候補としてAmazonを好みます。ただし、販売元や商品状態で条件は異なります。全商品に共通する返品日数や返金を保証するものではありません。実際の購入時には、販売元と注文画面から最新条件を読みます。
カメラは電源が入るだけでなく、ピント、ボタン、端子、各カードスロット、写真と動画、発熱、電池、パソコンでのファイル表示まで試します。レンズはピントと絞り、対応する補正、ズームがあれば複数の焦点距離を確認します。目的の撮影を最後まで終えられることが検品の基準です。
個人間取引で買った電動スライダーが、初めは動いたのに、その日のうちに故障したことがあります。話し合いで商品代金は返金されましたが、返送料や対応の時間は戻りませんでした。すべての個人出品を否定するのではなく、安さに検品と問題対応の負担も含めて考えたいと思います。
メモリーカードや保存用ドライブは、問い合わせ先が分かる販売店から新品を選ぶ方針です。新品でも故障しない保証にはならないため、本番前に動作を試し、撮影後は確認済みのコピーを別に残します。カードは長期の保管場所にはしません。
電動スライダーのときは、指定された返金方法にも手間がかかりました。中古の記憶媒体は、過去の書き込み量、衝撃、温度の履歴が分かりにくいことも、新品を選ぶ理由です。
06PCは手元のものから。負担があるところだけ見直す
パソコンは、最初から高性能機へ買い替える必要はありません。手元のものに実際の素材を取り込み、選別、写真の修正、動画の再生、書き出し、保存と投稿準備まで進めます。一枚開けるかだけでなく、普段のまとまりを処理できるかを見ます。
毎週止まる工程を一つ探します。メモリ、空き容量、保存先、外付けドライブの接続、動画形式、キャッシュ、書き出し設定を切り分ければ、買い替えずに改善できる場合もあります。動画の代理ファイルを使うなら、その作成時間と容量も含めて確認します。
画面の色と明るさ、カードやドライブをつなぐ端子、通信の上り速度も作業に関わります。変換部品を増やしすぎたり、一つの端子に接続を集中させたりしていないかも見ます。年に一度の特別な処理より、日常の完成までの待ち時間を優先します。
07カードの同時記録、電源・充電、機材の装着と手入れ
私はカードの同時記録を重視します。ただし、二つのスロットがあるだけでは、写真や使いたい動画形式で同じ記録ができるとは限りません。対応するカード、記録先の設定、モードを説明書で確認し、両方の実ファイルを開きます。同時記録は、別媒体への保管や復元を含むバックアップ全体の代わりにはなりません。
バッテリーは本数だけでなく、充電済みと使用済みを分ける流れを決めます。区画、ケース、向きなどで区別し、個体番号と交換時刻を残せば、同じ条件で一つだけ早く減る個体も探せます。熱いときや異常があるときの扱いはメーカーの注意に従い、膨らみや損傷などがあれば使用と充電を中止して確認します。保管方法も説明書を基準にします。
休憩中の充電と、撮影しながらの給電は分けて考えます。電源の容量表示をそのまま使える量とせず、変換による損失や温度も含め、本番の設定で持続時間を試します。電源、ケーブル、変換部品、機材を一組として確認し、複数機器の同時使用で出力配分が変わらないかも見ます。止まると困る機器から充電する順を決め、重要な撮影では一つの充電方法だけに依存しない準備をします。
クイックリリースは、カメラ、雲台、三脚、ジンバルなど、よく付け替える組み合わせからそろえます。形が合うだけでなく、荷重と重心、縦位置でのねじれ、電池室や画面、端子、ケーブルの干渉を試します。差し込む、ロックする、抜けないか軽く確かめる、ねじを見る、という確認をそろえ、必要なねじ、レンチ、スペーサーも一緒に管理します。
撮影後は砂やほこり、湿り、レンズ、接点、ふた、端子、プレート、ストラップを点検し、手入れは機材の説明書に従います。時々反応しないボタンなどは、時期、設定、組み合わせと再現条件を記録します。異常な熱やにおい、衝撃、浸水があれば使い続けず、メーカーや修理窓口へ確認します。
修理を依頼するときは、見積もりが変わる条件、データと設定の扱い、部品、修理後の保証、返却目安を確認します。カードの内容を保護し、指定がなければカードを外します。製造番号、外観、同梱物を記録し、保存できる設定は残します。電池の送付は修理先と運送会社の規則に従います。
戻ってきたら本体と付属品、依頼した症状、ピント、露出、補正、端子、カード、記録形式を確認します。日時、ファイル番号、ファームウェア、ボタン設定、著作権情報も見直し、本番で使うレンズやマイクまで組んで一度撮影します。手入れと確認まで終えて、次の撮影に持ち出します。

使用直後に熱いバッテリーはメーカー指定に従って冷ましてから充電し、対応充電器を使います。布やバッグの中で充電しません。持出前に残量と外観を確認し、使用開始、交換時刻、残量、異常を個体番号ごとに残します。弱った個体を本番用として使い続けません。
砂は先に払い、湿った機材は乾かしてから収納します。バッグが長期保管に適さない場合もあるため、機材の保管条件を確認します。修理先は保証、防滴構造、ファームウェアなども踏まえて選び、指定された必要品だけを同梱し、見積書、配送記録、修理報告書をまとめて残します。
カードを初期化する前に別の場所のコピーを開いて確認し、二か所にバックアップがあるか確かめます。三脚は風と地面を含めて安定を見ます。消耗品を交換する時点も先に決め、高温、低温、水、衝撃への対応は各機材の指定に従います。
プレート、支持部品、アダプター、必要な工具を構成ごとに一覧にします。落下防止部品も含め、機材別に分けて保管し、変換部品を重ねすぎません。構成を変えたら互換性と緩みを再確認します。