この記事の要点
- Mbpsは1秒あたりのメガビット。8で割るとMB/秒になる。
- 表の実設定例と、容量計算だけの1,740Mbpsを分けて読む。
- カードの書き込み条件、編集、バックアップまで含めて容量を確保する。
録画設定から、カード容量と撮影時間を考える

動画の録画設定には、100M、600Mなどの数字が出ることがあります。これは1秒間に保存するデータ量の目安「ビットレート」です。例えば100Mbpsは、1秒あたり100メガビットという意味です。同じ録画時間でも、ビットレートが高いほど多くの保存容量を使います。カードに何分入るか、帰宅後に保存する場所が足りるかを考えるために、ここで容量を比べます。
データ量にはbit(ビット)とbyte(バイト)という単位があります。8bitで1byteです。Mbpsの小文字bはビット、MBの大文字Bはバイトなので、100Mbpsは100MB/秒ではありません。100Mbpsを8で割ると、約12.5MB/秒です。
下の表は容量の計算例です。1,740Mbpsはα1の録画設定を示す値ではありません。100Mbpsでも4KとフルHDの設定例があるように、ビットレートの数字だけで解像度は決まりません。約170Mbpsの行は、α1ではなくCanon EOS R7の例です。
横スクロールできる表です。左右にスワイプするか、表を選んで左右矢印キー、Home、Endキーで移動できます。
| ビットレート | メーカー公表の実設定例・または計算専用値 | 1秒のデータ量 | 1分録画した場合 | 1時間録画した場合 |
|---|---|---|---|---|
| 100Mbps | Sony α1:4K UHD 29.97p、XAVC S/H.264、Long GOP、4:2:0 8bit。またはフルHD 119.88p、XAVC S HD、Long GOP、4:2:0 8bit | 約12.5MB | 約0.75GB | 約45GB |
| 約170Mbps | Canon EOS R7:4K UHD 29.97p、Canon Log 3オン、H.265、IPB(標準)、4:2:2 10bit | 約21.25MB | 約1.275GB | 約76.5GB |
| 600Mbps | Sony α1:4K UHD 59.94p、XAVC S-I/H.264、Intra、4:2:2 10bit | 約75MB | 約4.5GB | 約270GB |
| 1,740Mbps | 容量計算だけの例。α1の録画設定ではない | 約217.5MB | 約13.05GB | 約783GB |
表の容量は、ビットレートを8で割ってバイトへ直し、録画秒数を掛けた概算です。CanonがEOS R7の約170Mbps設定で公表するファイルサイズは約1,218MB/分です。ここで一定の170Mbpsとして計算した約1,275MB/分とは分けて扱います。

実際には、映像の内容に応じてデータ量が変わるVBR(可変ビットレート)や、音声などの分もあるため、表どおりになるとは限りません。カメラに出る残り録画時間も確認してください。カードの容量が大きくても、書き込み速度が不足すれば録画できないことがあります。撮影設定に対するメーカー指定のカード条件を確認します。
編集用のファイルとバックアップも保存場所を使います。元データ1TBとコピー2つなら合計3TBです。また、小さなファイルでも読み解く処理が複雑なら、パソコンでの編集が重くなることがあります。カードに入るかだけでなく、手元のパソコンで書き出しまで試します。
直接計算するなら、十進GBの目安は1分がMbps×7.5÷1,000、1時間がMbps×450÷1,000です。高いビットレートだけで高画質が決まるわけではなく、圧縮方式や撮影条件も合わせて見ます。
参考資料
Sony/α1 動画の記録設定とビットレート (新しいタブで開きます)
Sony/α1 圧縮方式とPCの対応 (新しいタブで開きます)
Sony/α1 動画設定(初代ガイド) (新しいタブで開きます)
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